思わぬ利尻の深みにはまりつつ。
実は、こんな富士山もございます。
白い富士山。
ホタテ富士。
全部ホタテの殻です。
まあ、富士とは言っても、このホタテ富士が富士の形をしているかどうかは、
乙女心と秋の空くらい気まぐれ…。
というか、今もあるのだろうか。
われわれが行った頃(2014年)は、これがあるホタテ工場の前にバス停がぽつんとあるだけって感じの、ほぼ観光のことは考えてなさそうな、そういう場所でしたよ。
が、直売店はあったのです。
ホタテ関係の。
で、当然のように生ホタテがブリブリ売られていたのですが。
ここで是が非でも言及しておきたいのが、生ホタテよりもソフトホタテなのです。
このソフトホタテがえらいこと美味しかったのです。
どのくらい美味しかったかというと。
そう、そのとおり。
食ってみたら、飛ぶくらい美味しい。
いやあ、まさか5年後に長州力さんが同じものを食べて飛ぶとは思いもしなかったよね……。
当時の千鳥さんは、まだ関西でご活躍だった頃かしら。
それとも、東京に出たばかりで燻ってた頃かしら。
あの燻っていた時代から、まさか有吉マツコと肩を並べるほどの存在になるなんて。
関西で、一般家庭を訪問して、各家庭からおかずを一品ずつせしめて、それで何とかお弁当を作って、それを美味しそうに頬張っていた、あの千鳥さんがねえ…。
時の流れを感じますなあ……。
長州力 相席食堂
でもさあ、千鳥さんたち、大笑いしながらちょっと待てボタンを押していらっしゃいますけども。
そして、私が長州力さんと同郷だから言うわけでもないんですけども。
本当に、食べたら飛ぶんですよ。
相席食堂のこの回を見ていた、この猿払のソフトホタテを知ってる人はね、 絶対に、絶っっ対に、お茶の間で首を縦に振り続けていただろうと思うのよ。
うんうんうんうん、うんうんうんうんっ、ソフトホタテ美味しいよね長州さんっ、って。
それくらい美味しいんだよ。
まあ、それくらいって、それが美味しさのバロメーターとして適切なのかどうかはともかく。
絶妙な歯ごたえ。
生ホタテよりも濃縮された味。
それを、あんなに手軽に味わえるのは、あのソフトホタテ以外にあり得ないでしょう。
「手軽に」ってところがポイントになるのはねえ、ほら、干し貝柱ってありますやん?
あれを出汁的に使うんじゃなくてダイレクト楽しむとなると、口の中でふやかしてー、ふやかしてー、ふやかし続けてー、ふやかし続けてー、いい加減でもういい加減にしてぇぇぇっていうくらいになってやっと良い加減になってきて、それを食べることによって、やっとホタテの貝柱を味わうことができるわけですが。
正味10分はかかりますやね。
求める味に辿り着くためには、ガム並みに口に居座ることを許すしかない、干し貝柱。
それに比べて、我らがソフトホタテは。
最初から楽しめる。
最初っから、もう美味しい。
と思えばよろしいわけよ。
最初から楽しめて、で、あっという間に消えていく…。
美味しいのですよ。
上記の商品は「8粒入」なんて書いてありますけど、あっという間なんでね、8粒なんて、ないに等しいですよ。
それくらい、あっという間。
われわれ、これはお土産にいいやとばかりに、わりと多めに買わせていただいたのですが、家に帰り着く前に全部食ったよ、食っちゃったよ。
それも、その日のうちに。
だって飛ぶんだからしょうがないじゃない?
私は悪くないっ。
なぜ、もっと全国的にプッシュしないのだろうと思ったけど、まあ、生のホタテを右から左に売るほうが手間は掛からんかな、確かに。
なんかこう、とても「技術」を感じるソフトホタテでございます。
どうやって作ってるんだろうね。
ほたて貝柱を塩水だけで味付けしたやわらかい貝柱です。
って書いてあるけど、それだけじゃないに違いない。
わお、そこそこの値段。
って、あれ、そんなにしたっけ?
もっとパッケージもラフだったような気が。
ああでも、上のと同じ物が楽天では3000円だったわよ、なんで?
あっ、送料、送料だわっ。